SiO2 Al2O3 Fe2O3 TiO2 CaO MgO K2O Na2O Ig.loss
釜戸長石 75.5 13.5 0.10 0.03 0.78 0.02 6.21 2.97 0.24
福島長石 72.1 15.3 0.10 0.02 0.64 0.00 8.21 2.94 0.21
益田長石 67.4 17.6 0.11 0.01 0.07 0.01 10.5 3.14 0.47
平津長石 72.3 15.9 0.11 0.02 0.28 0.04 4.94 5.25 0.46
平津志野 65.4 20.5 0.09 0.01 0.14 0.03 6.89 5.13 1.59
対州長石 79.6 11.8 0.11 0.47 1.29 0.05 0.46 4.99 0.78
参照:分析:信楽窯業技術試験場
現在のところ釜戸長石、福島長石、平津長石ともに閉山している?とのことで以前の成分に合わせた組成の調合された長石のようです。
安定した釉調合のため異なる長石を調合していく考え方(釜戸長石50:益田長石50で長石分100%とする)もありますが、個人での作陶では由来のはっきりしたものを使って調合していくことも物語になったり、特色が出やすかったりするのかなぁと思っています。
このため益田長石、対州長石の2種類に絞って検討していきたいと思います。
上記の成分分析からみるに、対州長石はSiO2成分が多く、Al2O3が少なくて陶石のような感じですね。
ちなみに以下陶石成分です。(兵庫縣出石町附近の陶石鉱床調査報告より)
SiO2 Al2O3 Fe2O3 TiO2 CaO MgO K2O Na2O Ig.loss
出石陶石 79.8 13.45 0.37 n.d. tr 0.69 1.88 0.80 2.72
(柿谷鉱山)
対州長石は、出石陶石でも代用できそうです。アルカリ成分を多少添加の必要がありそうですが。
もともと対州長石もアルカリ成分が少なめですので、割と耐火度は高そうです。
益田長石はSiO2成分が少なく、カリ・ナトリウム成分が多いため若干マット系ですが溶けやすい釉調になり易そうです。珪石分の添加も考慮に入れたほうがよさそうです。
ちなみに天草陶石成分は(天草 陶石 の構成鉱物 と2,3の 鉱物学的性質 より)
SiO2 Al2O3 Fe2O3 TiO2 CaO MgO K2O Na2O Ig.loss
76.61 14.44 0.25 0.07 0.08 0.06 2.14 0.06 -
参照:分析:信楽窯業技術試験場
現在のところ釜戸長石、福島長石、平津長石ともに閉山している?とのことで以前の成分に合わせた組成の調合された長石のようです。
安定した釉調合のため異なる長石を調合していく考え方(釜戸長石50:益田長石50で長石分100%とする)もありますが、個人での作陶では由来のはっきりしたものを使って調合していくことも物語になったり、特色が出やすかったりするのかなぁと思っています。
このため益田長石、対州長石の2種類に絞って検討していきたいと思います。
上記の成分分析からみるに、対州長石はSiO2成分が多く、Al2O3が少なくて陶石のような感じですね。
ちなみに以下陶石成分です。(兵庫縣出石町附近の陶石鉱床調査報告より)
SiO2 Al2O3 Fe2O3 TiO2 CaO MgO K2O Na2O Ig.loss
出石陶石 79.8 13.45 0.37 n.d. tr 0.69 1.88 0.80 2.72
(柿谷鉱山)
対州長石は、出石陶石でも代用できそうです。アルカリ成分を多少添加の必要がありそうですが。
もともと対州長石もアルカリ成分が少なめですので、割と耐火度は高そうです。
益田長石はSiO2成分が少なく、カリ・ナトリウム成分が多いため若干マット系ですが溶けやすい釉調になり易そうです。珪石分の添加も考慮に入れたほうがよさそうです。
ちなみに天草陶石成分は(天草 陶石 の構成鉱物 と2,3の 鉱物学的性質 より)
SiO2 Al2O3 Fe2O3 TiO2 CaO MgO K2O Na2O Ig.loss
76.61 14.44 0.25 0.07 0.08 0.06 2.14 0.06 -