三角座標を使って釉薬調合を考えてみようと思う。
ゼーゲル式を使って釉表情の大まかな当りをつけれると楽ですよね。
釉調合の出発原料としては長石、陶石、石灰、天然灰、ガイロメ、カオリン、珪石、わら灰といったところが主でしょうか。
細かく言うと産地や、天然もの、合成ものなど色々違いますが、アルミナ:シリカの比率を軸に(0.3:3.0~0.5:5.0までの間)調合していくと気に入った透明釉ができるのではないでしょうか。
意外と巷でよく言われている調合例えば長石60%:天然灰40%、長石50%:灰50%、長石40%:灰60%などはゼーゲル式で調べてみると
0.26:2.07、0.2:1.6、0.16:0.31といった様に意外とアルミナ、シリカの比率は少ない所に固まった調合となっています。
これはいわゆる結晶性乳濁釉の調合比の部分であり、溶け方が不安定な調合例の場所でもあります。
それゆえ窯の中での焼成条件の違いで窯変といったものが楽しめる調合であるともれます。
通常の三角座標での調合例はネット検索して頂けると色々出てくると思いますので、ここは私好みの少々いかれた調合例を。。
天然木灰:ガイロメ:珪石の3原料の三角座標ゼーゲル式(アルミナ:シリカ比)はどうでしょう。
天然木灰 ガイロメ 珪石 ゼーゲル式(アルミナ:シリカ)
100 0 0 0.06 : 0.41
90 0 10 0.06 : 0.61
90 10 0 0.1 : 0.52
80 0 20 0.07 : 0.87
80 10 10 0.11 : 0.76
80 20 0 0.16 : 0.65
70 0 30 0.08 : 1.19
70 10 20 0.13 : 1.07
70 20 10 0.18 : 0.94
70 30 0 0.22 : 0.82
60 0 40 0.09 : 1.62
60 10 30 0.14 : 1.48
60 20 20 0.2 : 1.33
60 30 10 0.26 : 1.19
60 40 0 0.31 : 1.04
50 0 50 0.1 : 2.21
50 10 40 0.17 : 2.04
50 20 30 0.24 : 1.87
50 30 20 0.3 : 1.69
50 40 10 0.37 : 1.52
50 50 0 0.44 : 1.35
40 0 60 0.12 : 3.07
40 10 50 0.2 : 2.86
40 20 40 0.29 : 2.65
40 30 30 0.37 : 2.43
40 40 20 0.45 : 2.22
40 50 10 0.53 : 2.01
40 60 0 0.61 : 1.8
30 0 70 0.15 : 4.46
30 10 60 0.26 : 4.18
30 20 50 0.37 : 3.89
30 30 40 0.47 : 3.61
30 40 30 0.58 : 3.34
30 50 20 0.69 : 3.06
30 60 10 0.79 : 2.78
30 70 0 0.9 : 2.51
20 0 80 0.21 : 7.04
20 10 70 0.36 : 6.63
20 20 60 0.52 : 6.22
20 30 50 0.67 : 5.81
20 40 40 0.81 : 5.40
20 50 30 0.91 : 5.00
20 60 20 1.12 : 4.60
20 70 10 1.27 : 4.20
20 80 0 1.41 : 3.81
10 0 90 0.36 : 13.58
10 10 80 0.63 : 12.81
10 20 70 0.89 : 12.05
10 30 60 1.16 : 11.30
10 40 50 1.42 : 10.56
10 50 40 1.68 : 9.82
10 60 30 1.93 : 9.10
10 70 20 2.18 : 8.39
10 80 10 2.43 : 7.68
10 90 0 2.68 : 6.98
0 0 100 1.46 : 62.61
0 10 90 2.55 : 58.12
0 20 80 3.60 : 53.85
0 30 70 4.59 : 49.80
0 40 60 5.53 : 45.95
0 50 50 6.43 : 42.28
0 60 40 7.28 : 38.78
0 70 30 8.10 : 35.44
0 80 20 8.88 : 32.24
0 90 10 9.63 : 29.19
0 100 0 10.35 : 26.26
釉薬を実際に施釉して焼成行うと、素地のアルミナ分が釉薬と混ざり合います。料理でいう≪マリアージュ≫ってやつですね。
特に施釉が薄めの部分、釉薬と素地のくっ付き目部分の釉調合は、ゼーゲル式でアルミナ分が多くなっていると仮定した釉調合の方が実際的と思われます。
この為上記の三角座標調合例では
・天然灰 ガイロメ 珪石 Al2O3 : SiO2
30 10 60 0.26 : 4.18
30 20 50 0.37 : 3.89
20 20 60 0.52 : 6.22
ここら辺が良さそう♬です。
ゼーゲル式を使って釉表情の大まかな当りをつけれると楽ですよね。
釉調合の出発原料としては長石、陶石、石灰、天然灰、ガイロメ、カオリン、珪石、わら灰といったところが主でしょうか。
細かく言うと産地や、天然もの、合成ものなど色々違いますが、アルミナ:シリカの比率を軸に(0.3:3.0~0.5:5.0までの間)調合していくと気に入った透明釉ができるのではないでしょうか。
意外と巷でよく言われている調合例えば長石60%:天然灰40%、長石50%:灰50%、長石40%:灰60%などはゼーゲル式で調べてみると
0.26:2.07、0.2:1.6、0.16:0.31といった様に意外とアルミナ、シリカの比率は少ない所に固まった調合となっています。
これはいわゆる結晶性乳濁釉の調合比の部分であり、溶け方が不安定な調合例の場所でもあります。
それゆえ窯の中での焼成条件の違いで窯変といったものが楽しめる調合であるともれます。
通常の三角座標での調合例はネット検索して頂けると色々出てくると思いますので、ここは私好みの少々いかれた調合例を。。
天然木灰:ガイロメ:珪石の3原料の三角座標ゼーゲル式(アルミナ:シリカ比)はどうでしょう。
天然木灰 ガイロメ 珪石 ゼーゲル式(アルミナ:シリカ)
100 0 0 0.06 : 0.41
90 0 10 0.06 : 0.61
90 10 0 0.1 : 0.52
80 0 20 0.07 : 0.87
80 10 10 0.11 : 0.76
80 20 0 0.16 : 0.65
70 0 30 0.08 : 1.19
70 10 20 0.13 : 1.07
70 20 10 0.18 : 0.94
70 30 0 0.22 : 0.82
60 0 40 0.09 : 1.62
60 10 30 0.14 : 1.48
60 20 20 0.2 : 1.33
60 30 10 0.26 : 1.19
60 40 0 0.31 : 1.04
50 0 50 0.1 : 2.21
50 10 40 0.17 : 2.04
50 20 30 0.24 : 1.87
50 30 20 0.3 : 1.69
50 40 10 0.37 : 1.52
50 50 0 0.44 : 1.35
40 0 60 0.12 : 3.07
40 10 50 0.2 : 2.86
40 20 40 0.29 : 2.65
40 30 30 0.37 : 2.43
40 40 20 0.45 : 2.22
40 50 10 0.53 : 2.01
40 60 0 0.61 : 1.8
30 0 70 0.15 : 4.46
30 10 60 0.26 : 4.18
30 20 50 0.37 : 3.89
30 30 40 0.47 : 3.61
30 40 30 0.58 : 3.34
30 50 20 0.69 : 3.06
30 60 10 0.79 : 2.78
30 70 0 0.9 : 2.51
20 0 80 0.21 : 7.04
20 10 70 0.36 : 6.63
20 20 60 0.52 : 6.22
20 30 50 0.67 : 5.81
20 40 40 0.81 : 5.40
20 50 30 0.91 : 5.00
20 60 20 1.12 : 4.60
20 70 10 1.27 : 4.20
20 80 0 1.41 : 3.81
10 0 90 0.36 : 13.58
10 10 80 0.63 : 12.81
10 20 70 0.89 : 12.05
10 30 60 1.16 : 11.30
10 40 50 1.42 : 10.56
10 50 40 1.68 : 9.82
10 60 30 1.93 : 9.10
10 70 20 2.18 : 8.39
10 80 10 2.43 : 7.68
10 90 0 2.68 : 6.98
0 0 100 1.46 : 62.61
0 10 90 2.55 : 58.12
0 20 80 3.60 : 53.85
0 30 70 4.59 : 49.80
0 40 60 5.53 : 45.95
0 50 50 6.43 : 42.28
0 60 40 7.28 : 38.78
0 70 30 8.10 : 35.44
0 80 20 8.88 : 32.24
0 90 10 9.63 : 29.19
0 100 0 10.35 : 26.26
釉薬を実際に施釉して焼成行うと、素地のアルミナ分が釉薬と混ざり合います。料理でいう≪マリアージュ≫ってやつですね。
特に施釉が薄めの部分、釉薬と素地のくっ付き目部分の釉調合は、ゼーゲル式でアルミナ分が多くなっていると仮定した釉調合の方が実際的と思われます。
この為上記の三角座標調合例では
・天然灰 ガイロメ 珪石 Al2O3 : SiO2
30 10 60 0.26 : 4.18
30 20 50 0.37 : 3.89
20 20 60 0.52 : 6.22
ここら辺が良さそう♬です。